位牌、仏像、数珠、線香などの仏具のことをわかりやすく解説しています。
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数珠・線香

ローソク(蝋燭)と灯明

灯明はお花やお線香と共に仏壇への大切なお供えで、灯明を代表するものが仏壇に灯すローソクの明かりです。
ローソクの灯明は仏の智慧をあらわし、煩悩の闇を消す功徳があるといわれています。またローソクは、お線香に火をつける重要な役割もあります。

ローソク(蝋燭)の歴史

日本のローソクは、奈良時代に仏教伝来とともに中国から渡ってきました。奈良の大安寺に残る「大安寺伽藍縁起流記資材帳」によれば722年、元正天皇からローソクを賜ったと記されています。この時のローソクは蜜蝋であるとされ、蜂の巣からとれる蜜蝋は唐から輸入された貴重品でありました。唐使船が廃止されると蜜蝋の輸入が途絶え、松脂を使ったローソクが登場します。
室町時代後期になると、櫨(はぜ)の実を原料とした和蝋燭が登場し、その製法は今に伝わっています。明治時代になるとヨーロッパからパラフィンを使用した洋蝋燭の製法が伝わり、これ以降、ローソクは一般家庭の中にも広く普及するようになりました。

ローソク(蝋燭)の原料

ローソクの原料として使われる蝋(ワックス)は、パラフィン蝋、蜜蝋(みつろう)、櫨蝋(はぜろう)、米糠蝋(こめぬかろう)などがあります。パラフィン蝋は石油ワックスで、重油から分離精製されます。蜜蝋は動物系ワックスで、蜜蜂の巣から採取されます。櫨蝋は植物系ワックスで、櫨の実を蒸して粉砕圧縮して採取されます。米糠蝋は米糠からできるものでライスワックスともいわれます。

ローソク(蝋燭)の種類

ローソクには、洋蝋燭と和蝋燭があります。洋蝋燭はパラフィンを主原料としたローソクです。和蝋燭は植物性の蝋を原料とし、藺草と和紙で作られた灯芯を持つローソクです。
またローソクの形状には、棒状のローソクと、バチ型・いかり型のローソクの2種類があります。

ローソク(蝋燭)の消し方

ローソクの火を消すときは口で吹かずに、手であおいで消します。お線香も同じです。人間の口はとかく悪業を積みやすく、けがれやすいものなので、仏さまに供える火を消すには向かないからです。

ローソク(蝋燭)の取扱い

ローソクの取扱いには十分な注意が必要です。
ローソクの近くに燃えやすいものを置かないでください。またローソクをつけた場所から離れる時は、必ず一旦火を消して下さい。ローソク立は、不燃性で芯がローソクの穴に合ったものをご使用ください。ローソクの火に冷暖房の風が直接当たると、ローが垂れてきて危険ですので注意してください。
ローソクは仏壇や、ローソク立の大きさに合わせてお選びください。


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